「動画はばらまきます」わいせつ動画で脅迫、容疑で宮崎の34歳男逮捕

ニュース内容

佐賀県警小城署は24日、脅迫の疑いで、宮崎県児湯郡高鍋町北高鍋、土木作業員の容疑者(34)を逮捕した。

逮捕容疑は、23日午前1時30分ごろから同午後1時15分ごろまでの間、県内の20代女性に対して、女性を撮影したわいせつ動画をスマートフォンで送信し、「動画はばらまきます」などのメッセージを送って脅迫した疑い。「動画などを送ったのは間違いないが、脅迫の罪になるとは思わなかった」などと容疑を一部否認しているという。

小城署によると、2人は昨年の夏ごろ、インターネットを通じて知り合い、交際していたという。23日、女性が同署に「別れたい」との相談をしていた。

1/25 8:15 佐賀新聞

弁護士からのコメント

今回のニュースは、被害者を撮影したわいせつ動画をバラまくなどのメッセージを送って脅迫したことで、逮捕されたというものです。

近年、このようなわいせつ写真・動画をバラまく・公開するなどと言い、脅迫や恐喝する事件がかなり増えてきています。
実際、弊所でも年々同様の脅迫被害・恐喝被害に遭っているとの問い合わせが増えており、現在では毎日問い合わせがきているほどです。

理由としては、スマートフォンをはじめ手軽に写真や動画を撮影できるようになったことにくわえ、その撮影記録を誰もが簡単に掲示板やSNSなどのネット媒体に投稿できるようになったことが挙げられるでしょう。

なお、今回の事件は実際にバラまいたかまでは不明です。
これがもし実際にバラまいたとなると、いわゆるリベンジポルノ防止法(正式名称は「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」)違反に当たり、三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処せられることもあります。

わいせつ写真・動画をバラまくといった脅迫被害・恐喝被害に遭わない対策としては、たとえ恋人関係にあったとしても、安易にわいせつ写真や動画を撮らせないようにすべきです。

たしかに恋愛感情を有していると、相手の要求にはできるだけ応じてあげたいとか要求に断って相手に嫌われたくないなど考える気持ちはよくわかります。

しかしながら、上で述べたよう誰でも簡単にその撮影記録を投稿できることから、二人の関係性がこじれたりすると今回のニュースのように脅迫や恐喝の道具として用いられる危険性があります。
また実際にネット上でバラまかれてしまうと、投稿者以外の第三者によってコピーや拡散されることがあり、そうなると完全にネット上から消去するのは相当困難と言わざるを得ません。

以上のようにわいせつ写真や動画を撮らせることには、取り返しのつかないことになるリスクが孕んでいます。

最後に脅迫・恐喝・リベンジポルノに遭った際には、自力で解決しようとせず遠慮なく当事務所にご相談ください。

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Bio

弁護士 刈谷龍太

グラディアトル法律事務所代表弁護士。
中央大学法科大学院修了。2012年弁護士登録。
離婚・労働・ネット・消費者被害など一般向けのトラブルから、企業法務や経営サポートなど幅広く担当。