傷害と恐喝未遂 男2人を逮捕 容疑で岡山南署

ニュース内容

岡山南署は21日、傷害と恐喝未遂の疑いで、岡山市北区、建設作業員の男(22)と、住所不定、とび職の男(21)の両容疑者を逮捕した。

2人の逮捕容疑は共謀し13日未明、同市北区のレストラン駐車場などで、建設作業員の男の知人女性と連絡を取っていた男性(22)=同市=に言い掛かりをつけ、殴る蹴るの暴行を加えて鼻の骨を折るなどの重傷を負わせた上、現金を脅し取ろうとした疑い。

同署によると、両容疑者は「手を出したことに間違いないが、金を脅し取ろうとは思わなかった」などと容疑を一部否認している。

2020年02月21日 18時32分 山陽新聞

弁護士からのコメント

今回のニュースは、殴る蹴るの暴行を加えて鼻の骨を折るなどの重傷を負わせた上、現金を脅し取ろうとしたとして、傷害と恐喝未遂の疑いで逮捕されたというものです。

事件のきっかけは、ニュースの内容から被害者が被疑者の1人の知人女性と連絡を取っていたことと思われます。

このように異性との関係を巡って、トラブルや犯罪に発展することは非常に多く見受けられます。

そしてここからは推測になりますが、おそらく連絡を取り合っていたことに腹を立て、言いがかりをつけて腹いせに暴行に及んだのでしょう。

それから暴行し傷害を負わせただけでは物足らず、慰謝料や迷惑料などの名目で現金を脅し取ろうとしたのではないかと考えられます。

この点、強盗未遂ないし強盗致傷未遂ではないかと疑問に感じる方もいらっしゃるでしょう。

しかし強盗が成立するには、そもそも現金など財物を強取しようとの目的(故意)が必要です。
もっとも、今回の事件ではその目的はなかったというのが警察の捜査した見立てといえます。

そして暴行・傷害の目的(故意)だけで暴行し傷害を負わせ、その後に現金を脅し取ろうしたので、傷害と恐喝未遂ということでしょう。

ただ以上のように、異性を巡るトラブルから暴行や傷害に発展し、それだけではとどまらず恐喝被害まで受けるケースは珍しくありません。

ですので、いきなりトラブルに巻き込まれた場合にはどうしようもないところもありますが、電話やメールで呼び出されているなど事前に危険を感じた際には、その段階で警察や弁護士に相談しましょう。

最後に、恐喝被害に遭った・遭うかもと思った際には、自力で解決しようとせず遠慮なく当事務所にご相談ください。

Bio

弁護士 若林翔

弁護士法人グラディアトル法律事務所代表弁護士。
男女トラブルや詐欺、消費者被害、誹謗中傷など多岐にわたる分野を手掛けるとともに、顧問弁護士として風俗やキャバクラ、ホストクラブなど、ナイトビジネスの健全化に助力している。